純粋に綺麗な人間なんているのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

蘇芳は綺麗だよ〜。

 

過去も人も、結局は小さな断片の寄せ集めのモザイクに過ぎなくて、みんなが綺麗だというそれだって

純粋なものではなくて、寄せ集めのものなんだと思う。

俺は綺麗なんかじゃない。

純粋に綺麗に見えているなら、それは俺の近くにいないからだ。

遠くからなら、この汚い感情も過去も紛れて見えなくなるのかもしれない。

けど、近くで見たら、俺はきっといびつな汚いまだら模様なんだろう。

綺麗なんかじゃ、ない。

 

 

俺には綺麗に見えるよ?

蘇芳は最愛の人だからね〜。

これってやっぱり・・・愛の力って奴?

 

 

・・・皇嗣・・・?

 

 

怖い顔しないでよ〜。

わわ!殴るのもなし〜っ!!

 

 

ったく・・・。

 

 

あのさ・・・その断片の一つには俺も入ってるんでしょ?

俺だって、蘇芳の過去の一部だもんね。

それから未来の一部。

それって、かなり嬉しいよ?

俺はね。

それを、汚いと思われてても、嬉しい。

 

 

・・・。

 

 

嘘だよ〜ごめんね。意地悪言っちゃった。

蘇芳は俺達のこと、汚いなんて思わないのはわかってるんだけどね。

でも、本当に後悔してないのかな?

僕達と出会わなければ、君は失わなかったかもしれないよ?

 

 

出会えたことに後悔はしてない。

これからも、するつもりはない。

俺に残されたのは友達だけだった。

お前達は残された俺をずっと支えてくれていた。

 

 

ま、たいしたことは出来てないんだけどね。

そう言って貰えると嬉しいよ。

できたら『お前達』じゃなくて『お前』って言ってもらいたいけどね〜。

でも、こればっかりは仕方ないや。

時雨や草太にしか出来ないこともあるし、俺だけじゃ蘇芳を支えきれなかったかもしれないし。

うわ・・・言ってて情けなくなってきた・・・。

 

 

・・・あのな、皇嗣。

お前のその意味のわからないハイテンションにも随分励まされたよ。

笑ってる間は、いろいろ忘れられるし。

 

 

そうやって言ってくれる蘇芳に俺はメロメロです。

ぶっきらぼうなくせに優しいからね、蘇芳は。

そうだ、もっと近付いていい?

近付いて近付いて・・・距離が0になったら、まだら模様なんてもう見えないよ?

・・・ねぇ、蘇芳?

 

 

 

 

――― 見えない・・・それは、幸福なこと?

 

 

 

 

 

 

 

ゆずのくれたお題はどれもなかなか難しいのですが、このお題はマジで駄目でした。

・・・浮かばないよう・・・(涙)。

で、こんな代物になりましたw(←精一杯のぶりっ子)

イメージとしては瑞樹に出会う前かな?

2004年の最後の更新がこんなだということは非常に悔やまれますが

だからといってもう一個書く元気もないので、ここはゆずに期待します♪

イラスト描いてくれたら嬉しいなwww(←何気にプレッシャー・笑)

新年一発目は『焚き火』になるかと思います。

しばらくPCに触れない生活になるので、いつ更新できるかは微妙ですけどね〜。

それではこんな駄文&長い言い訳を読んで下さった奇特な貴方によい年が訪れますように!!!


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