新年初★1月28日今日は久々映画の話『サイダーハウス・ルール』
お久しぶりの【えんぴつ工房】、新年初は映画の話です。古い映画紹介が多いゆずるの映画評ですが、これは以外に新しめ(しかし6年前)。舞台はアメリカ、メイン州ニューイングランドの田舎にある孤児院、そこで孤児として生まれ育ったホーマーが孤児院を出て初めて広い世の中を体験するお話です。監督は『ギルバート・グレイプ』で有名なラッセ・ハルストレム、主演のホーマーをユアン・マクレガーが演じています。う〜ん、これはねえ、本当一言では言い尽くせない複雑な印象が残る映画なんです。登場人物のそれぞれの切ない想いとか、届かない想いとかが余韻に残る映画でして。丁度第一次世界大戦?の頃のアメリカが舞台なんですが、ホーマーのいる孤児院には望まない子を妊娠してしまった女性が子供を堕ろしに来るんですよ。これはキリスト教の影響が強い(今も結構強いですよね)アメリカでは違法な行為なんですが、ホーマーの育ての親の院長先生は、そういう女性の辛い窮状を知って秘密裏に堕胎手術をやってるんです。でも真っ直ぐなホーマーにはそれがどうしても納得いかなくて、一度孤児院を離れてみたいと、そこに堕胎手術をしにきていた若いカップルの車に乗ってリンゴ農家で住み込みの仕事を始めるんです。ホーマーは性格が良くて賢いので何処に行っても皆に慕われるんですが、それが災いになってか、車に乗せてもらった例の若いカップルの女性と(ここが男性と、だったら更に解説に熱がこもるんですが)男の方が戦地に行ってる最中、関係を持ってしまうんですねえ。いつかは確実に別れが来る関係を続けながら、そんな中一緒に働いていたリンゴ摘みの仲間が望まない妊娠をして・・ってな感じで話は進むんですが、この映画観ると、世の中っていうのはキレイごとだけではまかりとおらないことがこんなにもたくさんあるんだなって思います。自分の思うままに生きることで人を傷つけてしまうこともある、そして倫理的に正しいと思うこと全てが等しく万人に正しいことだとは限らない。人が作ったたくさんの下らない『ルール』と、破ってはいけない人間としての『ルール』、世の中にあるたくさんの『決まりごと』とその間にこぼれる矛盾と葛藤が、リンゴ摘み労働者が住み込む家に貼られた下らない規則『サイダーハウス・ルール』というタイトルに込められている気がします。物語の筋において非常に重要でないんですが、ゆずるは孤児の少年が生みの親に会ってみたいと言った後すぐに、『でも会ったら殺すかもしれない』と言った言葉にドキッとしました。焦がれるほどに会いたい気持ちと捨てられた憎しみは比例します。すごい直球の台詞だなあと思いました★他にもそっけない院長ラーチ先生の本当は親以上に深い愛、ユアンの相手役シャーリーズ・セロンのキレイなお尻(え)など見所満載。長いし結構淡々としてるのでエンタメ映画が好きな人には辛いかもしれませんが、ゆずるのお気に入りの映画です★
ユアン・マクレガー・・決して初見格好良いふうには見えない俳優さんですが、演技に味があって、観ているうちに格好良くなってきます(笑)。本人もう少し丸顔ですよね。大きな二重が印象的でそれを思い出しつつ描いてみたんですが、改めてホンモノ検索して見てみたらすんげー似てません(笑・笑って誤魔化せ)→ |
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