10月20日今日は久々に映画の話『愛人〜ラ・マン〜』
えんぴつ工房はいいなあ・・用意(絵を描く)に15分、組むのに20分ですよ、奥さん!(←謎)。てな感じで久々の更新はゆずるの好きな映画の話です。タイトルをみて『ああ、あのR指定映画ね』と思った方、間違いではないです。お話は1920年頃のフランス植民地のベトナムで、移民としてこの地で生まれ育ったフランスの貧しい少女が、同じくベトナムに住む中国華僑の金持ちの男と関係を持ち、別れるまでを描いた、原作者マルグリット・デュラスの自伝的小説を映画化した作品です。確か92年頃の映画でしたが、上映の頃は過激な濡れ場ばかりが大きく報道されました。でもこの映画の本質はそんなところではないんです!!この映画の舞台となった時代は欧州各国がこぞって東南アジアや中国に進出し、そこの植民地化を進めていた時代、フランスは1858年の第一次仏越戦争をきっかけにベトナムの植民地化を進め、その後ベトナムの宗主権を巡ってその時代の清、今の中国と争って、まあ清にフランスは勝つんですよ。清は同時期イギリスとのアヘン戦争にも負けて国内の欧州植民地化が急速に進んでいた頃、いわば欧州から劣国と見られてある意味蔑視されてたんですね。そんな時代背景の中、欧州列強の国の人間でありながら実際は現地人と同様に貧しい少女と、その少女に恋した、劣国と蔑まれながらも財力を持ち、欧州人のように振舞う中国の男、この2人のお互いに対する劣等感とプライド、そしてその狭間にあって直視出来なかった愛が非常にイタい!!痛すぎる!!そこがこの映画の本当の見所なんです。ゆずるはこの映画の中で少女の名前が一度も出てこない、一個人としての存在を消失した匿名性もまた演出として愛しています★時代の流れの中で本当のお互いの愛を見つめ合えなかった2人の歪んだ愛を是非観てみて頂ければと思います。あ、一人がいいですよ、ご家族団らん向きではありません(笑)。
映画や本を読むとき、歴史を知っていると文面や映像から読み取れる以上の深い意図を推し量ることが出来ていいですね。歴史に限らずどんな勉強でも知識があると日常の小さなことからたくさんのことを発見することが出来るんだとゆずるは思います。学生時代はこんなこと言ってる余裕ありませんでしたが(笑)、きっと勉強って進学するためにするんではなく自分の人生を豊かにするためにするんでしょうねえ・・・(そして遠い目)☆
主役の少女役はジェーン・マーチが好演しています。しかしこの女優さん後に続くいい作品がありませんでしたねえ。やはり濡れ場多目の作品ばっかというか何と言うか・・・残念です。(しかし似てねえ)→ |
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